フランスからやってきた19世紀後半〜20世紀初頭のフィリグリーデザインのクロスペンダントトップ。

銀線細工と呼ばれるその製法は、文字通り線のような細さまで伸ばした銀や金を巻いたりねじったりして形作り、その線を潰さないようにろう付けします。さらにその線1本1本に縄模様を施してあり、目から入る情報量の多さに驚きます。

こちらのクロスはバチカン部分までオリジナルな上に、3粒のサフィレットまであしらってある豪華なバージョン。素材はシルバーと伝え聞いていますが、ホールマーク等は見当たりません。またチェーンは付属しません。当店で扱うシルバー925のチェーンは明るい銀色なので、こちらのクロスには似合わないためおつけするのもな…と思っています。お手元に銀古美あるいは銅古美・金古美あたりのチェーンをお持ちでしたらぜひ合わせてみて下さい。


サフィレットは様々な濃淡でバチカンに3粒、クロス本体に15粒使用されています。
石座のサイズに合っていないルースが留まっていたり、色の配置に規則性がないことから、ルースの入れ替えがあったかと推測されます。残念なことに一番下の小さなルースがパビリオン部分を上に留められています。何か理由があってのことなのか分かりませんが、石座のサイズが合わなかったので苦肉の策だったのかもしれません。ご希望があればお直しを試してみますが、正しく留められない可能性があります。その際は逆のままお納めします。以上ご了承いただけましたら「ルース直し希望」とご注文時にお声かけください。


使用しているサフィレットはクロスの中心部分におよそ5mmが5粒、その周りに7粒、一番小さいもので3mmが3粒。バチカン部分におよそ4mmが3粒といった案配です。
色に規則性がない並びですが、深い青紫・濃いめのブルーグリーン・淡いブルー・わずかにピンクを帯びるパープル系と、なんともカラフルなルースが使用されていて遊び心があります。
淡いブルーのルースのダメージが大きく、エッヂ部分が欠けているものが多いですが、濃い色は中心にあったおかげか良い状態が保たれています。

まるでサフィレットのカラー見本のような面白さのあるクロスペンダントです。
Carino worksが現在所有しているフィリグリーのサフィレットアクセサリーは2点のみで、こちらがその内の1つとなります。
サフィレットとフィリグリーはよくある組み合わせですが、近年のサフィレットジュエリーの出回らなさはこれからも加速しそうなので、こちらもコレクタブルな1点になるかと思います。
小さめのルースがギュッと濃縮してあしらわれているので、変な派手さもありません。
日中の柔らかな明るさの室内でじっくり観察したい、そんなクロスです。


こちらはどの発送方法でも送料無料、ジュエリーBOXにお入れしてお届けいたします。(発送方法クリックポストをお選びの場合、厚みの関係でBOXを使用できません。台紙に留め透明の袋にお入れした状態でお届けいたします。)他の作品を同梱しても送料はかかりません。


Carino worksはアンティークショップではありませんので、このような販売は稀です。
(古物商の資格は有しております)
願わくばパーツ取りとして解体しない方の元にお届けできたら…と思っております。

※こちらの商品はクーポンやロイヤルコードがお使いいただけませんが、ポイントはご使用いただけます。誤ってポイント以外の割引をご利用された場合は、元の金額に訂正して受注メールを送信いたします。何卒ご了承ください。


※サイズ：全体（バチカン含む）…およそ6.7cm/サフィレット…上記記載
※material：Ant.サフィレット/シルバー
（2310）